ガンの重粒子線治療とは?(第一回)

こんにちは!kossyです!




本日の気になったニュースはこちら
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181013-00000032-mai-sociheadlines.yahoo.co.jp

オプジーボは、元内閣総理大臣だった森喜朗氏のガンが再発して、
抗ガン剤治療から切り替えて服用して快復したことで
一時期有名になりました。
(森喜朗 ガン で検索するとたくさん記事が出てきます)

オプジーボは今月上旬に本庶佑氏がノーベル医学生理学賞を受賞して、
さらに世間の注目を浴びることになりましたが、
全てのガンに効果があるわけではないようで、過度な期待は禁物だと警鐘を鳴らす記事になっています。

ガンの治療法は免疫治療だけではないことを本記事で紹介できればと思ってます。










さて、今回は自分の思考の整理&引き出しを増やす目的で
ガンの重粒子線治療について書いてみようかと思います。
新しい試みで3回分の連載形式にしてみたいと思います。笑





いきなりなんで?笑って感じだと思うんですが、
私の好きな漫画のインベスターZという漫画の19巻を読んで、
衝撃を受けた、というのが書こうと思った理由です。


はじめに断っておきますが、私は医療関係者ではないので、専門的な知識は全くありません。

なのでマサカリ大歓迎です。










1. そもそもガンとは?



日本人の死亡原因1位の病気で、正式には悪性新生物と呼ばれています。

人間の体は毎日細胞分裂が行われているのですが、
時にはエラーが生じ細胞のコピーに失敗することがあります。
このエラーが積もりに積もって塊となり、やがてガンになります。



日本対ガン協会によると、ガンの部位別死亡率は男女で大きく違いがあり、
男性は肺ガン、胃ガン、大腸ガンの順で多く、この3つで半数近くを占めています。
女性は大腸ガン、肺ガン、膵臓ガンの順で、これ以外にも乳房や胃など、幅広く死亡例があるようです。

参照: がんの部位別統計 | 日本対がん協会




2. ガンの治療法



ガンの治療法には大きく分けて3つあります。

1つ目は、「手術で取り除くこと」
2つ目は、「抗ガン剤の投与」
3つ目は、「放射線を当てる」
です。



3つ目の「放射線を当てる」治療が今回紹介する重粒子線治療にあたります。
これは、ガン細胞に直接放射線を当てて破壊することです。

日本医療機関では、上記3つを組み合わせて医療行為を提供する場合が多いのですが、
それぞれメリット・デメリットがあります。



1. 手術で取り除く方法
1つ目の手術で取り除く方法は、「がん細胞を直接取り除くことが有効だと考えられているから」
なんですが、手術でガンだけを取り除くことは難しく、
正常な細胞を取り除くことになる場合が多いです。
その結果、臓器を体から取り除くことになるので、
手術する前と後では体力の低下などの日常生活への影響が出てきます。

2. 抗ガン剤の投与
2つ目の「抗ガン剤の投与」ですが、
全身に対して抗ガン剤の効果が期待できるのがメリットになります。
通常、ガン細胞は体の至るところに転移していくので、
手術でガン細胞を取り除くだけでは、全てのガン細胞を死滅させることは難しいのですが、
抗ガン剤治療であれば、成分が身体中に行き届くので、ケースによってガンを根治させることも期待できます。

ただ、世間一般に知られているように、嘔吐や倦怠感など副作用が伴います。
これは、抗ガン剤が、ガン細胞だけでなく、正常な細胞も攻撃してしまうことに起因しています。

3. 放射線治療
3つ目の放射線治療ですが、
放射線はガンの遺伝子を破壊するので、ガンそのものを消すことができます。

ところが、体の奥深くにあるガン病巣には狙って照射することが技術的に難しいのです。
従来のx線ガンマ線だと、体の表面近くで濃度が最大になり、
そこから先は体の奥深くになるにつれて濃度が下がります。
結果、奥深くのガン病巣にはダメージを与えることが難しいとされていました。



ところが、ある技術の登場によって、
体の奥深くにあるガンを狙い撃ちすることが可能になりました。



続きは明日更新します。





参考にさせていただいたサイト・文献
『インベスターZ(19)』(三田 紀房)|講談社コミックプラス
がんの部位別統計 | 日本対がん協会